完成品製作過程その5(本体~完成編)
後で書きますが私生活でいろいろ変化がありまして、ブログ一旦中断していました。
もちろんご依頼いただいた作品は一年以上前に全て発送済みです…念のため(笑)
さて前回、途中まで製作過程をご紹介しましたが今回は本体です。
塗装前にパーツの隙間埋めです。
普通ならエポキシパテなどを使い埋めるところですが、
やはり原型を作った人間が、原型を作った素材を使い、原型を作った道具で作業するのが一番ですので、
スカルピーを使って、失われたモールドを復元しながら隙間を埋め、
そのままオーブンで焼成させるという手法をとりました。
レジンは熱に対しては結構耐性があるので、温度管理さえ間違えなければ焼いてしまっても大丈夫です。
その後、サーフェーサーを吹き、ジャーマングレイで下地塗装、
グレー系の色を数種類使ってドライブラシでハイライトを描き、
最後はエナメル系のつや消しブラックをシャバシャバに薄めたもので2回ウォッシングを行いました。
以前の日記でも書きましたが、ゴジラ1974は体表が黒っぽいので、ウォッシングを念入りに行い黒っぽくするのがポイントです。
そして白目のゴジラ完成
愛らしいクリクリ目玉のゴジラ1974もこの状態では怖いですね~。
黒目を入れました。1ミリの誤差も許されない一番緊張する作業です。
ベースに乗せてハイ完成。