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カテゴリー「ゴジラ1974」の10件の記事

2010年11月14日 (日)

完成品製作過程その5(本体~完成編)

後で書きますが私生活でいろいろ変化がありまして、ブログ一旦中断していました。
もちろんご依頼いただいた作品は一年以上前に全て発送済みです…念のため(笑)
さて前回、途中まで製作過程をご紹介しましたが今回は本体です。

塗装前にパーツの隙間埋めです。
普通ならエポキシパテなどを使い埋めるところですが、
やはり原型を作った人間が、原型を作った素材を使い、原型を作った道具で作業するのが一番ですので、
スカルピーを使って、失われたモールドを復元しながら隙間を埋め、
そのままオーブンで焼成させるという手法をとりました。
レジンは熱に対しては結構耐性があるので、温度管理さえ間違えなければ焼いてしまっても大丈夫です。

その後、サーフェーサーを吹き、ジャーマングレイで下地塗装、
グレー系の色を数種類使ってドライブラシでハイライトを描き、
最後はエナメル系のつや消しブラックをシャバシャバに薄めたもので2回ウォッシングを行いました。
以前の日記でも書きましたが、ゴジラ1974は体表が黒っぽいので、ウォッシングを念入りに行い黒っぽくするのがポイントです。

そして白目のゴジラ完成
愛らしいクリクリ目玉のゴジラ1974もこの状態では怖いですね~。

Shirome

黒目を入れました。1ミリの誤差も許されない一番緊張する作業です。

Kurome

ベースに乗せてハイ完成。

Kansei1

Kansei2

2009年9月11日 (金)

完成品製作過程その4(ベース編)

ごぶさたしております。
本職が終電帰りなので、主に休日に作業を進行しており、ご購入いただいた方々にはお待たせしております。
作業のほうは当初ご案内した2ヶ月を目処に進行しておりますのでご安心ください。
今度の連休が勝負ですね。
さて進行状況ですが、なんとかベースは全て完成しました。
このベース、原型作っている時から少し心配してたのですが予想以上というか
ビルなんて置くんじゃなかった!!
と後悔しました 笑

Bars1

一個のベースに約40枚の窓がついていて、それを何十個も塗るもんですから途中から手は震えてくるわ目ぇはみえんようになってくるわ 苦笑

Bers2

イワクラにいた時には、マッチ棒の先に絵をかける特技を持ったメカ原型師の中村くんが、こういう細部の塗りをサクサクとやってくれたのですが、自分でやるとありがたみがわかりますね〜
海や山など自然の風景は、多少塗りがハミ出しても問題無いのですが、
ビルの窓はハミ出しがあるとすごく目立つので乾くのを待って修正の繰り返し…
次の作品のベースはなんでもない野山にしてしまおうと心に誓ったのでした。

2009年8月24日 (月)

完成品製作過程その3(背びれ編)

Sebiresiro_2

はいこれは何でしょう?

Sebire_3

ガラモン骨格ではありません。←もういいって?笑
ゴジラの背びれです。
前回オイルタンクと同様に裏面にピンバイスで穴を開け
爪楊枝に刺しますが、ここから先の工程が少し違います。
オイルタンクは円柱形だったのでクルクル回しながら一本づつ塗装しましたが、
背びれは平べったいカタチなので、発泡スチロールの土台にぶっ刺して、土台もろともつや消しブラックで塗装します。
片面が塗装できたらひっくり返して裏側も同様に塗装します。
塗料が乾いたら背びれの中央部はブラックを残したままでフチの部分をシルバーで塗装します。

前回紹介したエアブラシを使用してますので、筆塗りでは大変な背びれのスキマまで塗り残しなく塗装できました。
でもエアブラシだけではゴテゴテした荒々しさや硬質感はでないので最終的には筆を使ってシルバーでドライブラシで仕上げています。

完成品製作過程その2(オイルタンク編)

お盆休み、大阪の実家に一部のレジンパーツとエアブラシを持ち帰り塗ってみました。

Photo

銀色のリンゴ飴じゃあございません(笑)ベースのオイルタンクです。

裏側にピンバイスで穴を開け、爪楊枝の先に刺して、綿飴を作るかのごとくクルクル回しながらエアブラシで吹きつけ塗装します。

こうする事で指紋などをつける事もなく、どの角度からでも塗料を吹き付ける事ができて、時間と塗料を節約しつつ、綺麗に塗装する事ができます。

シルバーが全体に吹けたら仕上げにエナメル系のつや消しブラックとブラウンで汚くなりすぎない程度に汚し塗装を施します。

今回のエアブラシ塗装に際して、以前ブログで書いたように私が10年近く愛用していたコンプレッサーが故障してしまったので、Mr.HOBBY リニアコンプレッサー プチコン/エアブラシセット PS304[GSIクレオス] を購入しました。

コンプレッサーとエアブラシがセットで約15000円ですから、性能のほうはそんなに期待してなかったんですけど、これはいいですよ!

とにかくコンプレッサーがコンパクトで作動音がビックリするくらい静かです。

帰省した実家で、深夜両親が眠った後に作業してたんですが、作動音がほとんどしないから夜間でも騒音を気にせず作業ができます。

デザインも飾り気の無い無骨な感じでプロ仕様という感じがしていいです。

世間は不景気ですが、昔だったらこの値段ではコンプレッサーだけでも買えなかったのですから、いい時代になったものですね~(^^)

2009年8月 4日 (火)

完成品製作過程その1(パーツ洗浄編)

では今回依頼された完成品たちの製作過程を紹介していきます。
注文してくださった方はこれをご覧になって到着を楽しみに待っていてくださいね。
またWF当日にキットで購入された方はよろしければ組み立ての参考にしてください。

パーツの切り離し、バリ取りなどが終わったら、レジンに付着している離型剤を落とすために洗浄します。
一見地味な作業ですが、これを怠ると完成間際になって、爪で擦っただけで塗料が剥げたというような悲劇が起こりますのでケチらずに、たっぷりの洗浄液のお風呂に付けてあげましょう。
レジンの洗浄は中性洗剤とクレンザーでも出来るのですが、何十体ものゴジラを歯ブラシで洗う時間も無いので、時間をお金で買ったと割り切ってガイアノーツから発売されている離型剤落としのレジンウォッシュ(特大)を2本購入しました。たかが洗浄のために送料込みで3000円近くの出費は痛いのですが、後で泣きを見るよりは今泣いておきましょう。

Rikeizai

洗浄が終わったらパーツを接着します。
よくレジンキットは瞬間接着剤(以下瞬着)を利用するとか書いてる説明書を見かけますが、
モノが小さいからといって絶対に瞬着なんて使ってはダメです。
瞬着は固い反面、ガラスと同じで衝撃には非常に弱いので、塗装の最中に筆が当たっただけでもパーツが吹っ飛んじゃったりします。
レジンの接着には必ずエポキシ接着剤を使います。
大きなキットならドリルで穴を開けて真鍮線などを通して補強するのですが、
今回は小さいフィギュアなので、エポキシ系接着剤だけで十分です。
背びれはいま接着すると塗装がすごくやり辛いので、ここでは接着しません。

Photo_2_2

ゴジラ総攻撃!!!!
この写真は怖すぎますね。ゴジラがこんなに居たら、どんな怪獣でも尻尾を巻いて逃げ出しそうです。

2009年7月31日 (金)

完売御礼ヽ(´▽`)/

通販開始したとたんに全国から沢山のご注文をいただき、
おかげさまで私の手元にあるゴジラ1974は完売しました。
ありがとうございましたヽ(´▽`)/
励ましや嬉しいメッセージを添えてきてくださるお客様も多く、復活してよかったと実感しております。
今回お世話になった奥田師匠のところに委託品として何個かお渡ししているので、
そちらに多少残っている可能性もございますので、今後はアトリエG-1へお問い合わせください。
※そちらも完売の場合はご容赦ください。
今回は通販でお買い上げいただいた全てのお客様が完成品製作依頼との事で、お買い上げいただいたキットをこちらでお預かりしています。
嬉しい反面、土日のみの作業で本当に2ヶ月以内で一人でこなせるのか、ちょっとヒヤヒヤしております(^-^;
難しい作業は別にいいですがバリ取り、パーツ洗浄、サフ吹きくらいやってくれる猫が欲しい。(モンハンか?笑)

2009年7月27日 (月)

ゴジラ1974通販のお知らせ

Dsc00006

昨日は暑い中、WFにゴジラ1974を買いに来てくださった方々ありがとうございました。
おかげさまで無事に完売…してません(^^;)
暑い中、急いで買いにきてくださった方々、本当に申し訳というかなんというか…
先日、お客様へのコメントで「もしかしたら夕方になっても30個売り切れずに残ってる可能性だってありますし(゚ー゚;」と書きましたが、本当に残っちゃいました 笑
これを言霊とでも言うのでしょうか?

前回の初代ゴジラはWFで100個完売だったので、今回も調子に乗って100個生産とかしなくて正解でした〜くわばらくわばら
という事で若干数在庫を残してしまったので通販開始します。
30個売り切れなかったものなので、いまのところ追加生産は考えておりません。(注文がさらに30個とかくれば考えなおしますが (^-^;)
昨日売れ残った在庫のみになりますので先着順にて受付させていただきます。

商品名 ゴジラ1974
定 価 ¥4800(税込)
送 料 ¥600(全国一律)
お届けは入金より1週間程度(製作代行希望の場合は1〜2ヶ月)

ご購入希望の方はこちらまで以下の内容をお知らせください。
(※申込み時、既に完売の場合はご了承ください。)

1)ご氏名
2)ご住所
3)お電話番号
4)メールアドレス
5)希望数量
6)製作代行は必要か?(製作代行ご希望の方には折り返し、代金、納期などお知らせします。)

上記内容をお送りいただければ折り返し振込口座などをご連絡いたします。
ではよろしくお願いします。

2009年7月21日 (火)

ゴジラ1974パッケージデザイン完了

Photo_2

塗装サンプルができたら次はパッケージです。
週末にでもゆっくりデザインしようと思ったら、
よく考えたら今週末がWFじゃあないですか!!w(゚o゚)w

ということで、こういう時はMacがある職場は助かります。
でもいくらデザイン系の職場とはいえ、仕事中に趣味のものは作れないので昼休みを使ってデザインです。
前回の初代ゴジラを買ってくださった方のためにも箱サイズは統一し、
前回のパッケージデザインを踏襲しつつ、
ゴジラ1974は闘魂ファイターなイメージがありますから、
タイトルなんか燃やしてしまいましょう〜ヽ(´▽`)/
あとメカゴジラと引き分けた後、体を蓄電体質に変えるために雷浴びて猛特訓しますよね。
そのイメージでちょっと雷っぽい処理をしてみましたが…
う〜んちょっと雷じゃないですね。(^-^;
でも昼休みではこれが限界…ちょっとデザインに不満は残りますが、これで印刷にまわしちゃいましょ〜


2009年7月20日 (月)

ゴジラ1974

Dsc02571_2 Dsc02593 Dsc02570 Dsc02577 Dsc02566 Dsc02584

やっぱ文章はテキストツールで打ってからコピペが基本ですね。
2時間かかって書いた記事がアップロードに失敗したときは目の前が真っ暗になりました 苦笑

お待たせしました。やっと塗装サンプルができました。
写真は結局、周辺に一眼レフデジカメを持ってる人がひとりも居ず、
コンパクトデジカメを使ったので、微妙にピントのズレた写真ばかりですいません。
100年に一度と言われる不景気に、年1~2回のフィギュア撮影にしか使わない一眼レフのデジカメに10万円以上払う余裕も、
普段使いでカバンからグレネードランチャー並みのデカさのレンズが付いたデジカメを取り出す勇気もございませんので許してください 笑

ゴジラ1974は商品自体が少ないので、ネット上でもあまり塗装の作例など見かけませんが、
この1974は凝った塗装をすればするほど、劇中イメージから遠ざかってしまう不思議なゴジラですね。
フィルムの印象では歴代ゴジラの中では、かなり「黒い」です。
対戦相手のメカゴジラが白く輝いているので、劇中でもその白と黒の対比を狙ったのかもしれませんが、スタッフが何も考えてなかったのかもしれません 笑
その真っ黒な体表とは裏腹に、正義感溢れる目玉は歴代ゴジラの中でも一番大きく可愛らしいです。

このゴジラは下手な小細工をするとかえって似なくなるので、色数も控えめにして黒を強調した塗装にしました。
また目玉の白目の部分ですが、従来ならブラウンやブルーなどを混ぜて少しトーンを落としたホワイトを使う事が多いのですが、
劇中では体表が黒いせいか、相対的に白目が目立ち、大きな目がさらに目立っています。
なので今回はいつもより明度の高いホワイトを使ってみました。
実際の着ぐるみでは目に血管が描かれていますが、このサイズでは微生物の力でも借りないとそんなものは描けない(笑)ので省略します。
またゴジラの背びれに銀色を使うことは最近タブー視されていますが、
この1974は劇中では背びれはシルバーで塗装されており、質感もラテックスの厚塗りっぽい、もっさりした感じなのでシルバーで豪快にドライブラシで塗っています。
ですからご自身で塗られる方はあまり深い事は考えずに童心に返って豪快に塗ってください。
目玉に特徴があるので、そこだけ気を使って塗れば大きく外すことは無いと思います。
むしろベースのビルを塗るほうが難しいかもしれませんね 笑

WF当日は、奥田師匠のアトリエG-1ブース 卓番「D03-08」で、私が直接販売いたします。
会場で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

TM&(C)1974,2009 TOHO CO.,LTD.

※画像の無断転載・複製・改変を禁じます。

2009年7月16日 (木)

WF出品します。

ごぶさたしております。
かなり長い間更新が滞っておりました。
近況の報告なども色々あるのですが、それはまた追々(オイオイ!!\(;゚∇゚)/)
もうかれこれ3年くらい原型師業からは遠ざかっていましたが、
来週7/25に幕張メッセで開催されるワンフェスにて復活します。
ブースは前回同様、いつもお世話になっているアトリエG-1の奥田師匠のブースで、アトリエG-1商品として販売します。
復活といっても本業のDTP職がかなり忙しいので、本職としてやっていた頃のペースは無理ですが、
毎年2〜3個でも作品を心待ちにしてくださった方々に商品をお届けできればと思います。
今回販売させていただくのは「ゴジラ1974」(ゴジラ対メカゴジラ版)ですが、
3年近いブランクは恐ろしいもので、塗装サンプルを作ろうと思ったら、
塗料や接着剤はカチカチに固まっており、エアブラシもコンプレッサーが故障しててビクとも動きません(゚ー゚;
写真を撮ろうにも今どきのコンパクトデジカメしか持ってないので、
まともな接写もできません…(前は会社の備品の一眼レフを使って撮影してたので…)
かろうじてサフ吹き段階で写真は撮りましたが、
コンパクトカメラの限界でしょうか…プロポーションにへんな歪みがでてしまうし、ピントは甘いし…
ちょっとこれではあんまりなので、現在一眼レフデジカメ持ってる友人がいないか探しながら、
塗装サンプルを塗るためにコンプレッサーを通販で注文してるところです。
なんとかWFまでには塗装済み完成品画像をUPしますので今しばらくお待ち下さい。

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