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2014年2月 3日 (月)

粘土よ…さようなら(2)フィギュア界のデジタル化

前回の日記で驚かせたかもしれませんが、
粘土を捨てる気は(ここしばらくは)全然ありませんよ。
自分は原型製作は今は本職ではありませんから何とかなります。
自分のように趣味や、WFなどのイベントオンリーの原型師さんは、
アナログ造型でも、しばらくは大丈夫だと思います。

ですが職業としてやっておられる方たちや、原型を発注する側であるメーカーさんの知人によると、
それはもう凄いスピードで原型製作の現場はデジタル化が進んでいます。
かつて自分が働いていたプラモデルメーカーの知人によると、
メカなどは、ほぼ100%デジタル原型になり、
かつて日本のプラモデル製作を支えた昔ながらの木型職人さんなどはことごとく廃業してしまったそうです。

それを聞いてふと思い出したのが自分が経験した1990年代の印刷業界のデジタル化の波でした。

自分は今はMacを使った印刷物などのデザイン部署で働いておりますが、
実は大学を出てから5年ほど某企業でMacデザイナーをやっておりました。
ちょうどデザインや版下作成が手作業からMacを使ったデジタルの作業に置き換わる過渡期だったため、
Macとプリンタがある横で、紙焼き機(トレスコープ)と暗室があるという不思議な空間で仕事をしていました。
ところが皆が想像していたその数倍のスピードで、デジタル化の波は押し寄せ、
紙焼き機と共に、知人の写植オペレーターや製版業者といった方々はことごとく仕事を無くしていったものです。

上手にデジタルに乗り換える事ができた業者さんは生き残りましたが、
デジタルに乗り換える事を躊躇した業者さんたちはことごとく廃業してしまいました。

仕事のシステムが変わり、いままで職人でしか出来なかった事が、
PCの中で安く速く凄い精度でできてしまうので、職人さんたちであっても太刀打ちできません。

音楽の世界でもそうです。
まったく楽器を演奏する腕が無い人でもPCを使って「打ち込み」で、
作曲や演奏が容易くできてしまう時代になってしまいました。
「打ち込み」だけの人は少ないでしょうが、「打ち込み」を全くやっていないミュージシャンも少ないと思います。

でもピラミッドの頂点におられる「巨匠」とか「大御所」とか言われる人たちは、
いくらDTPが進化しても、「筆と墨」、「絵の具と色鉛筆」で生きていけますし、
いくらDTMが進化しても「ピアノ」や「アコギ」で生きている人もいます。

その少ない確率に賭けてみるというのもアリかもしれませんが、
リスクヘッジとして新しい技術を今から少しずつでも取り入れておくのは大事な事だと思います。

前述のように、氷河期になってから羽毛を生やそうとしても手遅れになる事を
かつて印刷業界で見てきましたから…。

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