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2014年2月

2014年2月21日 (金)

学習用DVD BLESTAR ZBrush ベーシック レビュー

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こちらは日本で唯一Pixologic公認のZBrushインストラクターの方が作られたDVDなので当たり前なのですが、まともな日本語で非常に分かり易いです。
またインストラクターの声がクリスペプラーですか?と思う程のイケメンボイスで非常に聞き取り易いです。

ただしベーシックと謳ってはいるものの、やはり3DCGの基礎が何もない人間には理解が難しい部分もありますし、
この機能は自分は使う事があるのだろうか?…というような機能まできっちり解説してくれているので、
チャプター1から真面目に理解しながら観ていこうとすると、いっぱいいっぱいになっちゃいます。

聞き流すだけの英会話教材スピ◯ドラー◯ングのごとく、
たとえ今の時点では分からなくても、サラッと流していく勇気が必要かもしれません。

最初は画面と同じ事を自分のPC上でマネしながら学習してましたが、
途中から、「今の自分ではマネするのは無理!!」…という次元になってしまうので、
インプット&アウトプットの学習法を、開き直ってインプットのみに替えました。

しかしこのインストラクターの方は凄いですね。
自分も元プロ原型師なので、CGであれ造型している人の能力は多少わかりますが、
この人は作例をスカルプトしていく過程で、まるでゴール地点が明確に見えているように無駄も迷いも無い…
物凄くデッサン力のある人か、毎日コレばっかり作ってる人か(冗談です)どっちかですね。
自分なんかいつも粘土を盛っては削りの繰り返しで迷いまくりながらゴールに到着する人間なので、とても感心しました。

ちなみにこんなお手頃価格でボリュームもたっぷり18時間あります。
しかも解説中もセリフを一切噛みませんし、無駄な沈黙や迷いもないので、
その辺の専門学校で50時間くらいの授業を受けたのと同等の密度はある気がします。

こちらから質問出来ないというデメリットにさえ目を瞑れば、
学校にくらべ大変コストパフォーマンスは高いと思います。

このDVDの序盤~中盤だけでも基本操作はかなり習得できました。
日本語でZBrushを学ぶ上で、まずは外せない一本ですね。



2014年2月20日 (木)

粘土よ…さようなら(3)ZBrushはじめました

という事で自分も3DCGの勉強をはじめました。
ここでどのソフトを選ぶのか?という非常に大きな問題があります。
先日、SHINZEN造型研究所の竹内くんと話した時、彼も同じ心配してたので面白かったのですが、
自分たちアナログ原型師が身につけた、手作業による造型技術は、将来まったくの無駄になる事はありませんが、
デジタルの世界では、せっかく大金と時間をつぎ込んでソフトの使い方を覚えても、
10年後にそのソフト自体が無くなっていた!!という事はよくある事なので、
そんな最悪な事態だけは避けたいものです。

で…結果いろいろリサーチしてZBrushに決めました。
無論、もっとメジャーな3DCGソフトはありますが、
自分が作るのは、幾何学的なメカではなく、生物的な曲線を持った怪獣やクリーチャーなどがメインなので、
現在、生物的な3DCGを作られている方々を見ると、圧倒的にZBrushを使ってる人が多いという事と、
実際少し使ってみればわかりますが、数値入力ではなく粘土を盛ったり削ったりする感覚が、
アナログ造型に近いのが決め手でした。
自分は仕事で毎日IllustratorとPhotoshopを使っていますが、
どちらかといえばPhotoshopなどのペイント系ソフトに近い感覚ですね。
逆に、図面があって精度が要求されるようなメカなどはちょっとやりづらそうです。
(もちろんこれでガチガチのメカを作ってしまう強者もいらっしゃいますが…)

まずはネット上の口コミで評判の良い学習用DVDとDVD付き書籍を購入しました。

最初に届いたのはDVD付き書籍「ZBrushマスター」、
自分はフィギュア業界以上に長い期間をデザインの畑で過ごした人間なので、
全く関係のない業界の方が一から勉強するのに比べれば、
多少はラクかな…という甘い考えは吹き飛びました。

洋書の翻訳ですが、翻訳というか単に英単語をカタカナにしただけじゃないの?っていうくらい横文字が多く
日本語なんですが日本語とは思えません(笑)
わからない部分はもちろんの事、わかっている部分も英語直訳すぎて、
かなりイマジネーションを働かせなければわかりません。

これで分かり易いとか言っておられる方は、
きっと3DCGに対して相当高いスキルを持っていらっしゃるか、
分かったフリをしているエエ格好しいか←これは言い過ぎですね(笑)
たぶん自分のデジタルスキルが低いせいです(^-^;

なんとか作例のドラゴンらしき頭部をひねり出すあたりまでは出来たのですが、
1/4ほど読み進めたところで、同時期に注文していた学習用DVD
ZBrushベーシック」が届いたので気分転換も兼ねて、観てみる事にしました。

20143.31 追記

この本を買ってから数ヶ月…他の様々な書籍やネット上の情報などで、
自分のZBrushスキルが上がったせいでしょうか?
久しぶりに読み返してみると、やはり英語直訳の回りくどい表現は気になりますが、
書いてある内容は以前と違いスルスルと頭に入ってきます。
もしかしてこの本を最初ではなく、別の書籍やDVDで学習した後に読んでいたら、
印象はかなり変わったかもしれません。
という事で以前酷い事を書きましたが、若干のZBrushスキルがあれば、とても参考になる本だと思います。
ただ、この本を買う人はおそらく初心者でしょうから、そこが難しいところですね。

2014年2月 3日 (月)

粘土よ…さようなら(2)フィギュア界のデジタル化

前回の日記で驚かせたかもしれませんが、
粘土を捨てる気は(ここしばらくは)全然ありませんよ。
自分は原型製作は今は本職ではありませんから何とかなります。
自分のように趣味や、WFなどのイベントオンリーの原型師さんは、
アナログ造型でも、しばらくは大丈夫だと思います。

ですが職業としてやっておられる方たちや、原型を発注する側であるメーカーさんの知人によると、
それはもう凄いスピードで原型製作の現場はデジタル化が進んでいます。
かつて自分が働いていたプラモデルメーカーの知人によると、
メカなどは、ほぼ100%デジタル原型になり、
かつて日本のプラモデル製作を支えた昔ながらの木型職人さんなどはことごとく廃業してしまったそうです。

それを聞いてふと思い出したのが自分が経験した1990年代の印刷業界のデジタル化の波でした。

自分は今はMacを使った印刷物などのデザイン部署で働いておりますが、
実は大学を出てから5年ほど某企業でMacデザイナーをやっておりました。
ちょうどデザインや版下作成が手作業からMacを使ったデジタルの作業に置き換わる過渡期だったため、
Macとプリンタがある横で、紙焼き機(トレスコープ)と暗室があるという不思議な空間で仕事をしていました。
ところが皆が想像していたその数倍のスピードで、デジタル化の波は押し寄せ、
紙焼き機と共に、知人の写植オペレーターや製版業者といった方々はことごとく仕事を無くしていったものです。

上手にデジタルに乗り換える事ができた業者さんは生き残りましたが、
デジタルに乗り換える事を躊躇した業者さんたちはことごとく廃業してしまいました。

仕事のシステムが変わり、いままで職人でしか出来なかった事が、
PCの中で安く速く凄い精度でできてしまうので、職人さんたちであっても太刀打ちできません。

音楽の世界でもそうです。
まったく楽器を演奏する腕が無い人でもPCを使って「打ち込み」で、
作曲や演奏が容易くできてしまう時代になってしまいました。
「打ち込み」だけの人は少ないでしょうが、「打ち込み」を全くやっていないミュージシャンも少ないと思います。

でもピラミッドの頂点におられる「巨匠」とか「大御所」とか言われる人たちは、
いくらDTPが進化しても、「筆と墨」、「絵の具と色鉛筆」で生きていけますし、
いくらDTMが進化しても「ピアノ」や「アコギ」で生きている人もいます。

その少ない確率に賭けてみるというのもアリかもしれませんが、
リスクヘッジとして新しい技術を今から少しずつでも取り入れておくのは大事な事だと思います。

前述のように、氷河期になってから羽毛を生やそうとしても手遅れになる事を
かつて印刷業界で見てきましたから…。

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