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2014年4月 7日 (月)

田島光二作品集 & ZBrushテクニック レビュー

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この本マジでオススメです!!
前半は作品集、後半はメイキングといった感じですが、メイキングは、基本操作ができる人を前程におもいっきり端折られてる…というか
基本操作なんて書いていたら、本がもう一冊できてしまうので、何も知らない人がこの本を買ってもチュートリアルとしては意味が無いと思います。

ただこの本は、そういう小手先の話ではなくて、読んだ人をヤル気にさせてくれる本です。
ます著者の田島さんの若さにびっくり!!
若干23歳なのに高校時代までは専門的な美術やCGの勉強をした事が無かったとか、
それが23歳ですでにハリウッドで大活躍って、いったいどういう密度の勉強をしたのでしょうか?

それに比べれば、自分の人生の密度っていったい何だったんだろうとすら思えて来ます(笑)

でも逆に40歳で妻子持ち、自由な時間もほとんど無い自分でも3年くらい勉強すれば、
ZBrushでそこそこの作品が作れるようになるのでは?とすら思えてきます…え?プラス思考?(笑)
彼が生い立ちを語った素晴らしい前書きを読んだらモチベーションMAXまで上がりました。
この本を買おうかどうか悩んでいる方はとにかく本屋で前書きだけでも読んでください。

まず前半の作品集のクオリティーの高さに驚き、
3Dではない2Dのセンスもよい!やはり絵心は大事なんですね。

そして後半のメイキングの彼の作品の作り方にすごく親近感を覚えました!!
まず彼はこれから作るもののラフスケッチとか普段は描かないそうですし、

ZBrushの作業工程でも、正攻法ならZスフィアとZスケッチで、
骨組みとなるベースメッシュを作って…となるのでしょうが、
スフィア(球体)で頭を作ったかと思ったら、
そこからぐにゅ~と引っ張って身体や手足を付けて行く適当さ(笑)
もうこの行き当たりばったりとも思えるユルい作り方が、彼の意図しないユルい文章と相まって、
なんだか肩の力を抜いて、自分でも作れそうな気がしてくるから不思議なものです。

さらに、ZBrushには数えきれない程のブラシが搭載されていますが、
作例の中で使用しているのはメインで使用しているブラシは、ほんの5種類くらい。
たとえばレイヤー機能なんて「何それ?」って感じで登場すらしません。
でも最終的に出来たものは超絶クオリティー!!(笑)

一部の限られたツールしか紹介しないというのは欠点ともいえますが、
自分は、むしろこの本の長所だと思います。
3DCGのデータは、その使用用途によって作りもかなり変わってきます。
映画やゲームなどで使用して、ぐりんぐりん動かす場合は、
それを前程とした作り方でないといけませんよね。

でも用途によっては、こういう作り方もありよ!っていうZBrushのスカルプトの自由度を教えてくれたという点で、大変価値ある本でした。

自分もアナログ造型では、スケッチなんて描きませんし、
道具だって、つまようじと粘土ベラ2本くらいしか使いませんし、
頭からいきなり作って、粘土継ぎ足して胴体作っていったりして、
でも最終的には商品原型完成させちゃうタイプでしたから、
彼の作り方を観てると、他人事とは思えず、すごく共感できる部分があります。
なによりも彼が言っている

「まず現実世界にある形状を作ったほうが形状を崩しても説得力のある作品に仕上がると思います」

は、まさにその通りだと思います。
現実世界にあるものをまともにデッサンもできないのに、
入学するといきなり抽象的で前衛的な絵を描き始める、
私の母校「大◯芸術大学」の学生や、
デビューするなり、いきなりアレンジ造型に走る原型師に読ませたいくらいです(笑)
まずはそこに存在するカタチを、きっちりと自分の頭の中の引き出しに入れる!
アレンジはそれからだ!これ基本ですよね!

と…ここまでベタ褒めでしたが、

本職で印刷物のデザインに携わっている自分から苦言を言わせて貰えば…
これは本当にプロが作ったのか?と思えるほど組版が酷い。
とくにメイキング部分!!
写真は虫眼鏡が必要なほど小さいのに、
テキスト部分は、やたら空白が多かったりする見づらいレイアウトと、
まんまテキストボックスにテキスト流し込んだだけで、
行間も文字間調整など全くされていないような文章など、
誌面デザインはもうすこしどうにかならかったのでしょうか?
まるで町内会の会報や学級新聞レベルで、田島さんがあまりに可哀想です。
せっかく作品が素晴らしく、一応CGとは言え美術やデザインにカテゴライズされる本なのですから、
組版にももうちょっと気を使ってほしかったかなと…

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