2015年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カウンター

モーションウィジェット

  • モーションウィジェット
無料ブログはココログ

カテゴリー「西洋妖怪ダイモン」の2件の記事

2014年4月16日 (水)

国内デビュー作「西洋妖怪ダイモン」

Image_2

これは今から13年前に発売された私の国内デビュー作の
トレーディングフィギュアコレクション 大映特撮シリーズ 妖怪百物語 其 の一の「ダイモン」です。
なぜ「国内」と付けるのかと申しますと、本当のデビュー作はエクスプラス社が海外限定で販売していた「アンギラス」なのですが、
日本では個人輸入でもしなければ買えないシロモノでしたので、これが国内デビュー作となります。
いま観ると…ヘタクソですね〜。
でも怪獣と違い、頭が小さいので高さ10mm幅5mmのしかない頭部を作るのが大変だった記憶があります。
そして本体よりも大変だったのがコレ↓

Image1

ダイモンの杖です。
粘土使いの自分には、ウロコとかよりこういう幾何学的な固いモノを作るほうが大変でした。
この仕事が自分のところに来た経緯はこちらをご覧いただくとして、
実は「クルマニクラス」の記事にも少し書きましたが、
このダイモンにはちょっと「恐い話」があるのです。
この「妖怪百物語」シリーズは何人もの原型師が参加して作っていたのですが、
商品製作に先立って行われた四谷神社でのお祓いに呼んで貰えなかった自分たち関西原型師チームは
みんな「祟り」とも言える恐ろしい目にあったのです。

まず私ですが、原型をオーブンで焼いていた最中に、オーブンの蓋を開けたら突然バックドラフトのような現象が起きて、
オーブンから火が噴き出し、幸い火事にはなりませんでしたが、9割近く完成していたダイモンの原型が炭化しました。
時を同じくして「一つ目小僧」を作っていた恐竜造型で有名な徳川くんは、日本在来種で唯一の毒蜘蛛に噛まれダウン。
「から傘(だったかな?)」を作っていた伊藤さんは、自己所有のクルーザーで海に出掛け、
謎のエンジントラブルで遭難し海上保安庁に救助される始末!!

さらに完成した商品サンプルを保管していたら、これまた漏電が原因と思われる小火が発生し、
こちらも発見が早く火事にはなりませんでしたが、ダイモンを含め、ピンポイントでユージンの商品だけが灰になってしまったという…
いままで商品版のユージンの商品の画像が無かったのはそういう理由です。

劇中ではご祈祷をしているお坊さんが焼き殺されるシーンもあり、ただの偶然なんでしょうが、
ダイモンが原型、商品ともに火災に遭い二度も焼失したのは本当に不気味でした。

やはりお祓いをせずに妖怪で商売しようとするとダメですね。
なのでイワクラで妖怪フィギュを作る際には、安倍晴明で有名な京都の清明神社でお祓いをしましたが、
ご祈祷の最中に京都を震源地とした地震が起きて地面が揺れ、
またもや恐い思いをしたものです。

そして今、ブログに写真をUPするために再びダイモンを手に入れましたが、
火の元やコンセントの近くには置かないようにしています。

2005年8月 2日 (火)

ダイモン

ダイモン好きのメカゴジラさんのコメントもいただいたので
私が作った過去の妖怪大戦争のダイモンを2点紹介してみましょう。

DAIMON00これは既に持ってる人も多いでしょうけど、ユージン様のトレーディングフィギュアとして5年前くらいに販売された食玩サイズのダイモンの原型です。
私がスカルピーを使って初めて作ったスカルピーデビュー作でもあります。
まだ焼き方が慣れてないので、あっちこっち黒く焦げてますね(^^;)
思い起こせば、仕事がなくて困っていたフリー時代(そんなんばっかか 笑)先輩原型師の柴田幸房さんから電話がかかってきて、
「妖怪10体以上作らなあかんから何体か作ってぇや」との突然の電話で引き受けたお仕事で、このシリーズでは未発売の2体も含めて4体作ってます。

daimon01 お次はハイパーホビー読者限定としてイワクラから販売されたダイモン胸像です。
製作中の途中経過の写真が残っておりましたので、順を追って紹介していきましょう。

まずいつものように中に入っているスーツアクターを造型します。
ダイモンに入っていたのは大魔神を演じた橋本力さん
上から粘土をかぶせてしまうので、目鼻口の位置さえあっていればいいのですが、
ダイモンの着ぐるみは、人間の目がそのまま露出しますので眼孔周辺はグラフィック社の「
大魔神秘蔵写真集」の橋本力さんへのインタビュー記事の写真を参考に造型します。
口や耳などはここで作っても意味が無いので割愛します。
写真でもわかりますが、黒目さえ入らなければ実は橋本さん、優しい目をされてます。

daimon02 表面にスカルピーを盛り付けていきます。
この映画の妖怪たちの顔の面構成が、日本の能面や仏像などの伝統彫刻に酷似しています。
おそらくこの当時の着ぐるみ製作をしていた人たちは伝統彫刻に日常慣れ親しんでいたのでしょうね。
手元の資料では立体が把握しにくい部分は般若の面などを参考にして造型しました。
写真でもそうですが、まだ現段階ではダイモンは優しい顔をしています。

daimon03 色を付けて完成です。
ご覧のとおり橋本力さんの優しい目は鋭い黒目と、大映京都撮影所に舞い散る特殊効果用の芋粉で充血したといわれる白目を再現することで、こんなに怖いダイモンの顔になってしまうのです。

そんなこんなで完成したダイモン胸像、いつか全身にもチャレンジしてみたいですね。

(C)角川映画 ※画像の無断転載・複製・改変を禁じます。